防災&子育ての知事トーク、無事終了しました!

開場前から続々と人が集まりだし、会場はほぼ満員に。

若いご夫婦から、熟年世代の方たちまで、みなさん熱心に耳を傾けて下さいました。うれしかったのが、託児の利用が何人もいらっしゃったこと。普段はなかなか政治的なことに参加すること機会がないであろう若い子育て世代が来て下さったことに感激しました。

嘉田知事からは、まずは東日本大震災に関する県の動きの報告が。いちはやく関西広域連合を動かして避難者の受け入れを決めたこと、1億円の寄付が3件もあったこと、薬と一緒に薬剤師も派遣したことなど、具体的な事例が語られました。

 

また、滋賀は災害対策費が全国で47番目と、最も災害が少ない県と見られているが、断層や液状化の大きな不安要素を抱えており、今後断層がずれる可能性は9%と交通事故に遭う可能性より高く、普段よりの「自助」「共助」「公助」の意識と仕組み作りが必要といううことです。

「自助」の例として、滋賀県が実施している無料耐震診断の話も。

ハイリスクな住宅は県内に10万戸とされるが診断を受けたのはまだ7989戸で、うち守山は1586戸と、個別訪問に取り組んだことなどにより県内一の受診数となっているそう。だが、実際に工事まで至ったのは、全県で115戸のみ(うち守山29、大津30)で、金銭的負担の部分で、難しい課題を抱えています。

いざという時いのちを守る簡単なシェルターの斡旋もしているそうですが、これも現段階で利用0と、遅々として進まない現状が見えてきます。

最後に、主催者として小川の方から挨拶させていただきました。

夫の転勤で滋賀にやってきて、密室育児時代を過ごしたこと。

もがく中で出会った仲間と「びぃめ〜る」を立ち上げ、一歩一歩進んできたこと。

そんな中で嘉田知事と出会い、「本気」で滋賀を変えようという姿勢に共感し、未知の政治の世界に歩を進めることとなったこと。

決めた以上はやり抜く覚悟であることを話させていただき、会場から暖かい拍手をいただきました。

質疑応答では、守山の学童保育についての現状認識や、一時預かり無料クーポンについて市町の対応にバラつきがあること、原発についての対応などの質問が出て、活発な議論が展開されました。

女性が仕事をずっと続けると生涯獲得賃金は3億円。一度仕事を辞めると5000万円〜6000万円。子どもをもうける選択にあたっての3つのリスク-キャリアリスク、経済リスク、精神リスクを軽減していかなければ、子どもを産む選択をする女性は増えていかない、という知事のお話が心に残りました。

組織も動員力もない私たちの集会に、ご自分の意志でこれだけの方が足を運んで下さったことに、心よりの感謝を申し上げるとともに、ご期待に添えるようにいっそう頑張らなくては、という決意を新たに致しました。本当にありがとうございました!!!